ノンアスベスト瓦ににはカバー工法がおすすめである理由
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2025.09.23 (Tue) 更新
ノンアスベスト瓦の特徴
2000年代以降にアスベストを含まないセメント系の瓦(スレート瓦)が普及しました。しかしアスベストが除去されたことで、
耐久性が従来品より劣るケースが多く、経年劣化が早く見られます(ひび割れ・層間剥離・反り・塗膜の剥がれなど)。
塗装だけでは不十分な理由
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基材の劣化が進みやすい
下地そのものが弱くなっているため、塗装をしても数年で剥がれたり、割れが見られます。 -
将来的な補修費用がかさむ
塗装を繰り返しても根本的な耐久性は改善されず、再施工周期が短くなる。最終的にはカバー工法が必要となります。
カバー工法がおすすめの理由
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既存瓦を撤去せず施工可能
廃材処分費が抑えられます。 -
屋根全体の強度・防水性を向上
金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)を重ねることで、雨漏りや割れを防ぐことができます。 -
メンテナンスサイクルが長くなる
ガルバリウム鋼板なら耐久20~30年程度が期待でき、塗装より長寿命です。 -
断熱・遮音効果の向上
中に断熱材が入っているものであれば、既存屋根と新しい屋根材の二重構造になり断熱・遮音効果が向上します。
足場をかけて屋根に上ったことで割れてしまった瓦
塗装後数年で割れてしまった瓦
カバー工法を施工した屋根