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屋根塗装でとても重要!「タスペーサー」ってなに?

2025.12.09 (Tue) 更新

屋根の塗装工事をご検討中のお客様から、
「タスペーサーって何ですか?」
「本当に必要なんですか?」
とご質問をいただくことがあります。

今回は、屋根塗装では欠かせない“タスペーサー”の役割と重要性について、わかりやすくご紹介します。

■ タスペーサーとは?

 

 

 

 

 

タスペーサーとは、スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)を塗装する際に使用する “縁切り” 用の部材です。

屋根材と屋根材の上下の重なり部分に差し込み、
✅ 屋根材の隙間を確保
✅ 雨水の逃げ道を作る
✅ 塗装後に屋根材同士が密着しないようにする

という、とても重要な役割を持っています。

■ 浸透圧による雨漏りとは?

「雨漏り=大雨や台風の時だけ起きるもの」
と思われがちですが、実は小雨でも起こる雨漏りがあります。
それが “浸透圧(しんとうあつ)”による雨漏り です。

浸透圧とは、
屋根材のわずかな隙間に雨水が引き込まれる力のことを指します。

タスペーサーを入れずに塗装してしまうと、塗料でこの隙間が埋まってしまい、雨水の逃げ場がなくなります。

本来、スレート屋根の重なり部分には
✅ 雨水の通り道(隙間)
✅ 内部に水が溜まらない構造

が確保されています。

しかし、タスペーサーを入れずに塗装してしまうと、塗料でこの隙間が埋まってしまい、雨水の逃げ場がなくなります。

すると、溜まった雨水が
毛細管現象(細い隙間に水が吸い上げられる現象)
によって、屋根の内側へ徐々に引き込まれていくのです。
これが「浸透圧による雨漏り」です。

■ タスペーサーを入れないとどうなるの?

タスペーサーを使わずに塗装してしまうと、塗料によって屋根材同士がくっついてしまい、雨水の逃げ場がなくなってしまいます。

そうなると…

・屋根の中に雨水が溜まる
・雨漏りの原因になる
・屋根材の腐食や劣化が進む

など、せっかく塗り替えたのに、逆に屋根を傷めてしまうという最悪のケースも起こります。

■ タスペーサーは「当たり前に入れる」ものです

タスペーサーはオプション工事ではなく、
**スレート屋根塗装では“必ず入れるべきもの”**です。

もし、
・見積書に「タスペーサー」の記載がない
・縁切りの説明が一切ない

という場合は、要注意です。
将来的な雨漏りトラブルを防ぐためにも、必ず確認しましょう。

■ まとめ

✅ タスペーサーは屋根塗装に欠かせない重要部材
✅ 雨漏り防止のために必ず必要
✅ 現在の屋根塗装では「標準施工」が当たり前
✅ 見積書に記載があるか要チェック

屋根塗装は、見た目だけでなく建物を長持ちさせるための大切な工事です。
見えない部分の施工こそ、業者選びの重要なポイントになります。

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